プレイスタイル変化の時期

今回は技術の紹介ではないが、ブログを再開したので近況報告を兼ねて思うところを書き綴ろうと思う

 

今まではプッシュ主戦型のため、ずっと硬いラケットを好んで使ってきたが、だんだんそれでは通用しなくなってきた

 

というのも硬いラケットのデメリットとして、

 

強打ブロックが飛び出しやすい

球持ちが短いので運ぶ打ち方や乗せ打ちがやりにくい

 

上級になればなるほどブロックとプッシュの安定性が重要になるが、硬いラケットによるカットブロックは、変化度は大きいが浮きやすく、タイミングを誤るとオーバーミスもしやすい

弾くプッシュはそこそこ火力はあるが、安定性に乏しくカウンターされやすい

 

このようなことから、少し柔らかいラケットでカットブロックでの低弾性、運ぶプッシュでの揺さぶり、粒高でのフォア打ちが重要だなと感じるようになった

 

そこで以前から気になっていたラケットで、再販となったアバロックスP500を購入してみた

また届いたらレビューとプレイスタイルの変化をお伝えしていきたい

 

ちなみにアバロックスはランロックスと一緒で、Nittakuから出ているかどうかの違いだと聞いた記憶があり、あの小島選手も使っているラケットなので非常に楽しみである

「アバロックスジャパン」で検索すると公式サイトが出てくると思うので、興味のある方は一度閲覧してもらえたらと思う

 

 

 

ダブルスの考え方

とあるブログを読んでいたら、ダブルスについての出来事が書かれており、感じたこと、自分が意識してることを書き記そうと思った。

 

ダブルスで自分の調子が悪い時

ダブルスのコース取り

ダブルスの相方への声掛け

 

自分が調子悪い時、例えば、相手から打たせてもらえない、コースを狙われる、ナックルばかり送られる、こういう場合は、相手の意識がこちらに向いている(警戒されている)ため、そこを切り抜けて攻め勝つにはかなりの技術が必要になる。

いわば2:1で追いかけられてるようなものだろう。

ペン粒を相手にするのが苦手な人も多く、特にこういう警戒プレーで仕事をさせてもらえないケースが多い。


そんな時は相方に任せます。


なんだ?と思われるかもしれないが、案外、相方の方には甘い球が飛んできていたりするので、自分から決めていなくても、良いプレーが出来ていないなと思っても、無理して攻めず、出来るだけ繋げて相方が相手より得点してくれる展開を待つ。

いわば2:1で追いかけられてる後ろを追ってもらう形だ。


そのうち、相手の二人ともが相方の方に注意を払いだせば攻め、分散してきたら迎え撃つ展開が理想だと考えている。

相方の調子が悪い時は今と逆の立場になるので、ガンガン攻めて相方に「ありがとう、助かったよ」と言ってもらえるように立ち回る。 

 

次に、ダブルスで狙うコースの基本だが、相手がいない場所だけでなく、相手の相方が逃げた場所も狙い目である。

 

なぜかというと、下記のような展開が起こりやすいからである。

  • 相手同士がぶつかりやすい
  • ボールが相手の相方で隠れやすい
  • 相手の相方が邪魔で取れない
  • 例え取れたとしても強打しにくい

 

そのため、相手がサーブやレシーブをしたら、逃げる方向をよく見ておく

よほどの練習してない限り、クセとなっているので、逃げる方向を変え続けるのは難しい。


また、人間は必ずバックかフォアかどちらかが上手くて、どちらかがあまり上手くない。

例え両ハンドの人でも厳密に言えばこっちが得意でこっちが苦手というのはある。

相手の動きをよく観察し、フォアかバックか苦手な方はどっちなのか見分けて、苦手な方にコース取りするのも重要である。

これはシングルでも言えることだが、ダブルスだと顕著だ。


また、相方が得意なコースにつなぐというのも非常に有効である。

先に述べた片狙い状態の時、相方が得意なコースの展開に運び、クロス待ちしてもらう。

もちろん相方がフォアかバックのどちらが得意かを事前に把握しておくことは言うまでもない。

相方には砲台になってもらって、調子付かせるのもペン粒の仕事である。

 

最後に、相方が調子悪い時の声掛けは自らを犠牲にして、相手のテンションを下げないように心掛ける

相方を叱責してしまうと、余計に萎縮させて良いプレーが出来なくなる。

せいぜい「自分が決めるので繋いでもらったら何とかすします」ぐらいだろう。

例え相方が浮かしてそれを打たれたとしても、「自分が取れるボールでした」と謝って、相方に心的負担をかけないようにする。


それでも相方の調子が戻らない場合は、セット交替の際に応援の第三者に自らがアドバイスを求めるのが後腐れなくて良い。(第三者が相方にミスが続いているので、入れておきないさいと指示してくれれば上出来だろう)

 

苦しみは半分、喜びは2倍とはよく言ったもんだ。

 

エボリューション EL-P

今年に入って裏ラバーを変えてみた。

 

TIBHARのエボリューションEL-Pの中である。

前にエボリューションEL-Sを使っていて、回転性能は気に入っていたが、どうも硬すぎるのと低弾道で前に飛びすぎるイメージがあったので、

少し硬度を落としてみようと考えて試してみた。

 

初期レビューをしてみたいと思う。

EL-Sと比較

 

EL-Sより良かったと思う点

  • スポンジが柔らかいので裏面でネットミスが少ない
  • つかむ感覚が強く、運ぶイメージで打てる(エボシリーズの良さが味わえる)
  • 引っ掛かりが強く、回転性能も高い

EL-Sより悪かったと思う点

  • 柔らかすぎてサーブの切れが足りない
  • 飛びすぎる
  • スマッシュが安定しない
  • とにかく面をかぶせないと上に上がる
  • 薄く捉えすぎるとかかりにくい
  • コントロールが悪い

 

EL-Sはスポンジの硬さが目立ったが、EL-Pはシートもスポンジも柔らかいので簡単に食い込む。

そのせいか、とにかく私の感覚ではコントロールが悪い。

前陣でフォア打ちをしていてもオーバーミスやコースがブレることが多かった。

 

粒高面への影響はさほど感じないので普通のテンション系ラバーを貼っている感覚。


中後陣からのフォア打ちやドライブは気持ち良いぐらいによく入るので、YASAKAのRIGANを中級者向けにした仕上がり。

 

総評

中後陣からしっかり食い込ませて打つラリープレーには向いていると思うが、粒高の裏面としてはイマイチ。

やはりEL-Sの方がサーブ・スマッシュには定評があるのが実感できた。

EL-と付いているが、SとPでは全く別物の印象を受けた。

 

次はファスタークP-1に近いシートが柔らかくてスポンジが硬めのヴェガアジアを試してみようと思う。

 

勇気を出して打ってみる

先日、団体戦で見事優勝することが出来た。

勝戦では苦手なロビングマンに当たったが、前回とは違って打つことを意識して勝利することが出来た。

 

そこで今回は、ペン粒のチャンスボールの考え方について語りたいと思う。

 

皆さんはどうだろうか?

・練習では打てても、試合では安定なレシーブをしてしまう

・良い体勢の時しか打てない

・点数差(心に余裕)がないと打てない

・反転が間に合わず打てない

 

私はまさにこれで、微妙な高さに上げられた球や不意に来た浮き玉をショートバウンドでレシーブしてしまっていた。(つないだだけのボールに対して咄嗟に攻撃できる体勢に入れていなかった)

最初のうちは、浮かしたことで下がり待ちしてる相手には有効だが、だんだん打たないとわかると前に出てカウンターをされることがしばしばあった。

 

やはり粒の球はロビングなどの回転が少ない状況では単調になるため、反撃に合いやすい。

 

したがって、例え入れるだけになったとしても裏ラバーで打つことで、球速や回転が代わり相手のリズムを崩すことが出来る。

 

もし外れて1点を失うとしても、一発ドカンと見せることで浮いたら打たれるという引き出しをチラつかせ、その後の2〜3点が取れると思って、勇気を出して打つことを恐れない事が大事である。

試合で慎重になるのはわかるが、損して得取れぐらいの気持ちで、ということ。

 

ペン粒のサーブレシーブ

先日、団体戦で優勝することが出来た。

 

その時の準決勝で少し苦戦したサーブレシーブのシーンがあったので、備忘録を込めて書いておこうと思う。

 

粒高のサーブレシーブは当てるだけで返球しやすく、しかも変化するので、基本的には入れてればいい。

そのため、サーブレシーブなんて必要ないと思われがちだが、相手のサーブがある一定の回転量を超えるとやはり回転の影響を受ける。

 

そこで今回は高回転サーブに対する回転別のレシーブ方法をいくつか紹介しておく。

 

 

上回転

・カット性ショート

跳ね上がりもしくは落ち際でインパクト。

短く落としてもいいし、深く送っても良い。

 

・引くブロック

自コートからの伸び上がりの威力を殺して短く落とすイメージ。

しっかり腕を引くことがポイント。

 

 

下回転

・ツッツキ

粒ツッツキが上回転になるのを知らない人に有効。

 

・カット性ショート

少し面を上に向けて粒を倒して切る。

下回転サーブの場合、プッシュカウンター狙いか、深く返って来た球をループドライブなど、深く待ってることが多いので、ネット前に落とすのが良い。

 

・プッシュ

乗せて運ぶプッシュではなく、弾くプッシュ。

下回転がかかってるほど強く弾く。

 

横回転

・回転残しレシーブ

ストップの要領でネット付近に落とす。

ボールの底に近い左右どちらかをタッチ。

少し高くなるが、相手コートでかなり球が動くので、引きつけて打つタイプの選手に有効。

 

・サイドスピンブロック

相手の回転に合わせて、向かってくる球の側面に近いところをタッチして粒を倒す。

低く返すように意識することで台上がうまい選手にも有効。

 

・カット性ショート

上回転とほぼ同様。一番安定する。

 

横下や横上回転は上記を組み合わせるか、回転量の多い方(横or下、横or上)に応じたレシーブをすれば良い。

 

今回の相手は前半は5球目攻撃が多かったが、3セット目からは3球攻撃に切り替えてきた。

横回転サーブが得意な選手だったため、レシーブが浮きやすかったのを狙われた。

早々にサイドスピンブロックに切り替えて、打てないほどの低さと短さで返球し、相手のツッツキをプッシュで決めて凌ぎ切った。

 

きっとよく直面するシーンだと思うので、何かの参考になればと思う。

YASAKA RIGAN

エボリューションEL-Sがへたってきたので、噂のRIGAN 中厚を試してみた


2時間ほど打ってみたレビュー


球突き

モチモチシートで引っかかりはまずまず。

ファスタークP-1やエボリューションEL-Sに比べるとずいぶん重量が軽い


フォア打ち

ラリーから弧線が高く、スピードはあまりない。

テンション系ラバーの方とのラリーだったが、昔のテンションがかかってないラバーの時のような回転負けが散見された。


ドライブ

こちらからしっかりかけると回転負けしない。

弧線が高く、上回転ラリーも下回転の持ち上げも余裕で出来た。

初中級者や女性でもドライブ出来るというのはあながち間違っていないようだ。


裏面打ち

弧線が高すぎて浮いてしまった。

慣れの問題でもあるが、低く返すことが難しい。

多少態勢が崩れても入るが、良い態勢からの打球もそれなりの球になってしまっていた。


ブロック

一番このラバーの特性が如実に現れた。

まず浮きやすいが飛距離はあまり出ない。

おそらく、スポンジの吸収力が高いのだろう。

勢いを殺して上方向のエネルギーに変えているようだ。

正面から受けた真っ直ぐ方向の力を上方向に持っていくことで、浮きはするが台には入るという理屈だ。

このあたりも初中級者向けの所以だろう。


サーブ

コントロールは良く、短く出すことが出来る。

ただし、回転量は並程度。

ブチ切りのつもりがあっさり返されてしまっていた。


粒高面への影響

ラザンターV42の時のように、打球感が板感。

また強打で面がブレてしまう事態が発生した。

重量の軽さが悪影響しているみたいだ。



総括

重量が軽い

コントロールが良い

ドライブがしやすい

台から出にくい

良くも悪くも回転がかかりすぎないので、ツッツキや持ち上げが容易


初中級者の裏ラバープレーヤー向け。


粒高との相性としては△といったところだろう。

裏と表の変化でプレーする方には向いているが、粒高メインのプレーヤーにはあまり向かない。

サーブの切れ(回転)からの変化プレーというスタイルの方には少し物足りないだろう。