YASAKA RIGAN

エボリューションEL-Sがへたってきたので、噂のRIGAN 中厚を試してみた


2時間ほど打ってみたレビュー


球突き

モチモチシートで引っかかりはまずまず。

ファスタークP-1やエボリューションEL-Sに比べるとずいぶん重量が軽い


フォア打ち

ラリーから弧線が高く、スピードはあまりない。

テンション系ラバーの方とのラリーだったが、昔のテンションがかかってないラバーの時のような回転負けが散見された。


ドライブ

こちらからしっかりかけると回転負けしない。

弧線が高く、上回転ラリーも下回転の持ち上げも余裕で出来た。

初中級者や女性でもドライブ出来るというのはあながち間違っていないようだ。


裏面打ち

弧線が高すぎて浮いてしまった。

慣れの問題でもあるが、低く返すことが難しい。

多少態勢が崩れても入るが、良い態勢からの打球もそれなりの球になってしまっていた。


ブロック

一番このラバーの特性が如実に現れた。

まず浮きやすいが飛距離はあまり出ない。

おそらく、スポンジの吸収力が高いのだろう。

勢いを殺して上方向のエネルギーに変えているようだ。

正面から受けた真っ直ぐ方向の力を上方向に持っていくことで、浮きはするが台には入るという理屈だ。

このあたりも初中級者向けの所以だろう。


サーブ

コントロールは良く、短く出すことが出来る。

ただし、回転量は並程度。

ブチ切りのつもりがあっさり返されてしまっていた。


粒高面への影響

ラザンターV42の時のように、打球感が板感。

また強打で面がブレてしまう事態が発生した。

重量の軽さが悪影響しているみたいだ。



総括

重量が軽い

コントロールが良い

ドライブがしやすい

台から出にくい

良くも悪くも回転がかかりすぎないので、ツッツキや持ち上げが容易


初中級者の裏ラバープレーヤー向け。


粒高との相性としては△といったところだろう。

裏と表の変化でプレーする方には向いているが、粒高メインのプレーヤーにはあまり向かない。

サーブの切れ(回転)からの変化プレーというスタイルの方には少し物足りないだろう。