WFSローター SR
TSPのWFSローターSRも使っていたことを思い出した。
ウッドファイバー搭載で、スィートスポットが広くコントロール性能が良い、というのが売りだった記憶。
【見た目】
板の形状はRF-リフレックスシステムとほぼ同様で、ラバーの使い回しがギリギリできる感じである。
また厚さや合板のそれぞれの板厚も似通っている。
【打球感】
・裏ラバー面
スィートスポットの広さを感じるというより、硬さが増したように感じた。
硬さが増すことで、振動が分散されている?ような印象を受ける。
ただ、硬さの割にはあまり飛ばないので、台から飛び出るような感じではない。
・粒高面
表面材が柔らかめ?なのか変化度は少ない。
強く打った時は、ウッドファイバーの硬質を手に感じる。
一番ビックリしたのが、Grass D tecsと合わせるとコントロールが安定しない。
明後日の方向に飛んで行く…
急にラケットの面と全く違う方向に飛んで行く謎現象が起きていた。
最初は表面材が硬いせいかと思ったが、のちに使うラケットにはそんな要素はなかったので、未だに謎である。
単に相性が悪い??
【総評】
トンデモ方向を除けば、ブロック性能には特に問題はなく、プッシュについてはガレイディアリボルバーと同等かやや落ちる程度のスピード。
コントロールについてもまずまずで、扱いやすい部類に入る。
打球感は好き嫌いが別れるところであるが、スィートスポットが広いというより、芯に当たった感覚と芯を外した感覚をわかりにくくしたような感じである。
特に日ペン単板からの乗り換えは違和感があると思う。
日ペンでありながら、中ペンのような打球感という表現が近いのかもしれない。
ペン粒が苦手な戦術
皆さん、こんばんは。
かなり間が空いたが、その間に転勤というイベントが発生し、多忙な毎日を過ごしていた。
卓球の近況はステージが関西から中国地方に移り、複数の練習場を掛け持ちしている。
そんな中、先月関西の試合に出場し、個人戦ではA級2回戦敗退となったが、団体戦でA級優勝することができた。
個人戦での敗北があまりにも悔しい内容であった。
まず、表題にもあるが、ペン粒を倒す方法は大きく分けて2つある。
①3球目で打ち抜く
②粘ってミス待ち
①については言わずともわかると思うが、②について私見を述べようと思う。
②でもさらに2種類方法があり、一つ目は上回転ドライブで上げて粘る戦術で、二つ目はナックルで粘る戦術である。
前者は、とにかく微上回転ドライブと上げただけを混ぜて粘るパターンで、高すぎず低すぎずの高さ、回転をかけすぎずに返球する。
そうすることでペン粒は高い球に対して短く返すのが難しく、かつ、たまに混ざるナックル気味のボールのことも意識して入れにいってしまう。
この入れただけのボールを狙われるのである。
かといって、反転して攻撃しようにも、時間がかかる上に、微上回転か上げただけを見分けることが必要なためなかなか難しい。
泥試合になるが、普段相手をイラつかせるペン粒を、イラつかせて集中力を欠かせるという良い戦法であるのは間違いない。
続いて後者は、ナックルサーブからのミート打ちやナックルドライブでの返球である。
ペン粒はナックルに対しての処理が苦手な人が多く、特に早く深く飛んできたナックルは最も苦手とする球である。
ついうっかりブロックしてしまって、ネットに突き刺さる。
ナックルは長短のコントロールが難しく、飛びすぎたり・飛ばなさすぎたりするため、基本的にはつなぐことが多いため、甘く入ったボールを狙われる。
今回は②の前者の方法でフルセット負けしてしまい、自分のスキルの無さに愕然とした。
こういうケースに対する方法としては、
A:反転してスマッシュ
B:裏面打ち
C:上回転プッシュ
D:粒フォア打ち
ぐらいだろうと思う。
現在は「D:粒フォア打ち」の練習をしており、浮き球だが反転する余裕がないような場面での強打の習得を目指している。
リフレックスvsガレイディア
だいぶガレイディアにも慣れて来たので、比較をしてみたいと思う
TSPのRF-リフレックスシステム(以下リフレックス)とバタフライのガレイディアリボルバーR(以下ガレイディア)
コントロール
リフレックス<ガレイディア
飛び(飛距離)
ガレイディア<リフレックス
飛び出しの早さ
ガレイディア<リフレックス
ナックルボールへの対処
リフレックス<ガレイディア
プッシュのしやすさ
リフレックス<ガレイディア
プッシュの早さ
ガレイディア<リフレックス
ツッツキのしやすさ
リフレックス<ガレイディア
ツッツキの切れ
リフレックス=ガレイディア
サーブのしやすさ
リフレックス<ガレイディア
サーブの切れ
ガレイディア<リフレックス
カット性ショートのしやすさ
リフレックス<ガレイディア
カット性ショートの切れ
ガレイディア<リフレックス
裏面のしやすさ
ガレイディア<リフレックス
裏面の早さ
ガレイディア<リフレックス
ドライブのしやすさ
リフレックス<ガレイディア
ドライブの回転量
リフレックス<ガレイディア
ミート打ちのしやすさ
ガレイディア<リフレックス
ミート打ちの早さ
ガレイディア<リフレックス
ブロックのしやすさ
リフレックス<ガレイディア
ブロックの反転
ガレイディア<リフレックス
ガレイディアはアリレートカーボンのわりに飛ばない、食い込む、ブロックがしやすい
逆にリフレックスの方がカーボンが入ってるかのような性能を示している
切り替えしやすいペンラケットの持ち方
恥ずかしい話だが、昨日まで正しいペンラケットの持ち方が出来ていなかった
よく悪い例である中指・薬指・小指がラケットと同じ方を向いてやや開いて伸びている状態であった
それが昨日、一つの閃きですっかり普通の持ち方が出来るようになったので、その方法を紹介しておきたい(ほぼ自己満足)
その方法とは、親指を第一関節までラケットに乗せるのではなく、先端のみ引っかかるようにすることである
たったこれだけで、親指と中指の横側で挟むイメージが生まれる
普通に考えれば、親指の第一関節で中指の爪の横側を触るのはキツいが、親指の先端なら余裕で触れる
フォアからバックへ切り替えしの時は、人差し指と中指でラケットを挟むようにして、親指の先端をズラす
親指の動きが小さくなるので、切り替えしが早くなり、かつ面が瞬時に作れるという一石二鳥である
個人差もあると思うが、ペンラケットの持ち方に不安がある方は試していただきたい
ガレイディアリボルバーR
昔から色々なサイトで、パラドックスが粒高と相性が良いというのを見ていたが、アリレートカーボンということで、特殊素材はKA-スピード以来、毛嫌いしていた
(自分のスキルでは抑えられないと思い込んでいた)
ガレイディアリボルバーはパラドックスの後継として発売しており、若干のサイズ変更で値段アップとネットで読んだ記憶がある
今回、特殊素材に再チャレンジするつもりで思い切って購入してみて、初期レビューをしてみる
粒高ラバー Grass D Tecs OX
裏ラバー RASANT BEAT 中
打球感
極めてRF-Sリフレックスシステムと似ている
フォア打ちをしただけで気に入った
裏面打ち
ラバーが柔らかく、弧線が高くなるため打ちにくかった(ラバーのチョイスの問題)
当てるブロック
硬い打球感が伝わるが、想像より遥かに止まる
カーボンが入ってるとは思えないほど止まる
リフレックスの打球感をそのままに、飛距離が短くなる感じ
リフレックスに比べ高さが出ないので、しばらくはネットミスが多かった
カット性ショート
リフレックスはスイングが遅いと球離れで飛んで行ってしまうが、ガレイディアは多少球持ちがあるので、かなり切りやすく感じた
切れ方も同等ぐらい
プッシュ
スピードと飛距離はリフレックスに軍配が上がるが、球の揺れと弾道の低さはガレイディア
初めて揺れながら飛んで行くプッシュを見た
フォア打ち
ラザントビートが柔らかく、軽いので振りやすい
カーボンのわりに飛ばないと感じた
ドライブも弧線が上がりやすく、持ち上げるようなプレーも出来たので、コントロールも上々のよう
総評
リフレックスをやや防御よりにしたラケットで、スペックとしてはかなり似ている
上板がやや球持ちがあるが、球離れもほどほどという贅沢な部分をよくもこれだけ再現したなと思う
しばらくメインラケットとして使っていって、またレビューをしたい
今まで使ってみたラケット
- 国際卓球のKA-スピード 反転式
- WRMの極守 中国式
- STIGAのオールラウンドエボリューション 中国式
- 国際卓球のレーザーカーボンプレシアスロータリー
- アームストロングの鳳凰 回転グリップ
- 国際卓球のKA5プラス 反転式
- androの和の極 蒼 中国式
国際卓球のKA-スピード 反転式
- 特徴
KVLカーボンがアウターに入っている
ケブラーカーボンはカーボンの中でも柔らかい方の打球感らしい
上板はコト材でかなり硬め
- 良かった点
スピン反転性能が高い
プッシュもそこそこのスピードが出る
裏ラバーの攻撃は勝手に球が走る
裏面打ちが非常にやりやすい
軽くてグリップが細身なので反転しやすい
- 合わなかった点
当てるブロックがとにかく止まらない(球離れが早すぎる)
ドライブのレシーブは台から離れて引くブロックをしてもぶっ飛んでしまうほど
- オススメの粒高ラバー
der-materialspezialistのL.S.D
これは恐ろしいぐらいの低弾性で球持ちがある粒高なので、ぶっ飛びラケットに合わせるとバランスが良い
またスピン反転もGrass D Tecsなみなので相性が良かった
- コメント
止める技術がかなり必要
サイドスピンブロックが上手い選手には良い
当てるブロックはラバーで調整しても難しかった…
WRMの極守 中国式
- 特徴
面が大きく、とにかく低弾性
- 良かった点
当たるブロックだけでほぼ返る
とにかく短く返る
柔らかいのでコントロールがしやすい
粒高より極薄ラバーの方がよく止まる
- 合わなかった点
少し押さないとネットを超えるのがつらい
裏ラバーは柔らかいものだとブヨブヨすぎて打てない
プッシュは球速が遅い上回転のため、逆にチャンスボールになってしまう
攻撃がほとんど攻撃にならない
面が大きいので空気抵抗をモロに受ける(振りにくく、スイングが遅れる)
大きすぎて目立つ(笑)
- オススメの粒高ラバー
カールシリーズ
ラケット自体が柔らかいので、硬めの粒が良いと思われる
- コメント
守備粒なら良いのだろうが、私はプッシュ主戦型のため、全く合わなかった
STIGAのオールラウンドエボリューション 中国式
- 特徴
粒高といえばこのラケットというぐらい実績と評価がある
- 良かった点:
粒高のコントールがしやすい
プッシュもブロックも一通り出来る
粒でのフォア打ちやドライブが得意になるぐらい打ちやすい(球持ちが良い)
- 合わなかった点:
突出したものがなく、可もなく不可もなく
反転性能は低め
球持ちが良すぎてプッシュの威力が落ちてしまう
- オススメの粒高ラバー
何でもいける
- コメント
バランスは良いが、私のプレースタイルとは異なっていた
粒でフォアをブンブン振るなら間違いなくコレ
国際卓球のレーザーカーボンプレシアスロータリー
- 特徴
上板がヒノキで片面のみカーボンがインナーに入っている
すごく出来が良く、球持ちが良いのによく飛んでくれる
- 良かった点
木材側の球持ちが良く、コントロールがかなり良い
カーボン側もインナーのため、飛びの割にコントロールが良い
飛距離は結構出る
掴んで飛ばすには良い
硬い裏ラバーとの相性が良く、特にテナジー25と木材面はかなり扱いやすかった
- 合わなかった点
木材面はそうだが、カーボン面もインナーのため、球持ちが良すぎて弾く技術はイマイチ
飛距離は出るが初速が遅いので、プッシュが遅いのに台からオーバーする
- オススメの粒高ラバー
TIBHARのGrass D Tecs
硬いラケットと比較して、扱いやすくなる
カーボン面に貼っても普通に扱える
- コメント
プッシュもそこそこ、フォア打ちもしやすい
反転式のオールラウンドエボリューションだと思われる
木材が良いのでグリップが痛くなりにくい
アームストロングの鳳凰 回転グリップ
- 特徴
中心材がホウの木という硬い素材を用いている
反転式ペンでは名作ラケットのよう
ブレードが小さい
- 良かった点
裏ラバーがとにかく扱いやすい
ブレードが小さいので、切り返しが早く、コントロールがしやすい
硬すぎず柔らかすぎずでペン粒にはまさに名作
- 合わなかった点
プッシュが遅い
- オススメの粒高ラバー
何でもいける
- コメント
なぜかプッシュが遅い
これがなければ、このラケットはかなり優秀である
色々ラバーで調整しようとスポンジ有のGrass D Tecsなどを試してみたが、
飛距離は伸びて、飛び出しの速さは変わらなかった
国際卓球のKA5プラス 反転式
- 特徴
上板コト材でKA-スピードより板厚があるので飛び出しが良い
- 良かった点
プッシュがそこそこ早い
反転能力もまずまず
- 合わなかった点:
KA-スピードより板厚があるため、飛び出しは早いがやはりブロックが止まりにくい
ラケット自体の柔らかさが少なく、打球音や打球感があまり良くない
木材が硬いので、削りにくく、握り心地もあまり良くない
- オススメの粒高ラバー
der-materialspezialistのL.S.D
やはりコト材は硬すぎて球離れしすぎるよう
androの和の極 蒼 中国式
- 特徴
5枚合板で近代的なラケット
- 良かった点
プッシュがそこそこ早い
ブロックもまずまず止まる
緩急や前後左右の操作がしやすい
そこそこ反転する
- 合わなかった点
中国式の割に裏面打ちがあまり飛ばない
グリップが分厚いので握りにくい
強打に対するブロックが止まりにくい
- オススメの粒高ラバー
TIBHARのGrass D Tecs
松永選手もこの組み合わせ
- コメント
かなり扱いやすく、これの反転式が出たら間違いなくメインラケット
現状では今のRF-Sリフレックスシステムに取って代わる有力候補
大胆に改造すれば本当に使えるラケットになりそう
色々ラバーを張り替えて試してみたので、聞きたい組み合わせなどあればコメントいただければと思う
そして、ガレイディアリボルバーRを買ってしまった…
届くのが楽しみである
RASANTER V42 1.7mm
おはようございます
前回の試合でフォアが振れず後悔していたため、裏ラバーをファスタークP-1からRASANTER V42へ変更
2日間打ってみただけなので、初期レビューという感じで捉えていただきたい
重さ
RASANTER<ファスタークP-1
圧倒的にラザンターが軽い
軽打
ラリーの時から板で打っている感じがするほど、パチパチ音がして手に振動が伝わる
スポンジの食い込みが良すぎて板まで届いているような感じがする
弾みが少なく、相手の回転をくらいにくいため、コントロールが良い
強打
板で飛ばしてるように錯覚する
スピードはそれなりに出ている
安定感はファスタークとどっこいどっこい(以前のラザントグリップがとても良かったので、そこが良くて買ったのに期待ハズレである)
ミートやスマッシュなどの弾く技術より、ドライブ系の方が安定した
食い込むのに極薄ラバーのようである
サーブ
厚みが少ないので、そこそこ切れる
ファスタークほどブチ切れではない
ブロック
軽いので切り返しも早く、板感が強いため安定する
粒高面への影響
ブロック
板感がこちらにも影響し、球が安定した
極薄ラバーの感覚と極めて近い
プッシュ
軽量化と板感で圧倒的に入りやすくなった
おかけでスピードも上がった感じである
カット性ショート
前に飛ぶ力が弱くなり、短く止まりやすくなった
コントロールが同様に向上している
比較(RASANTER V42 vs ファスタークP-1)
重量
軽 ラザンター<ファスターク 重
サーブの切れ
ラザンター<ファスターク
ブロックのしやすさ
ファスターク<ラザンター
ツッツキのしやすさと切れ
ファスターク≦ラザンター
ドライブのしやすさ
ファスターク<ラザンター
弧線
低 ラザンター<ファスターク 高
(ファスタークも低かったが、さらに低い)
裏面打ちのしやすさ
ラザンター<ファスターク
(板感によりあまり飛んでくれない)
総評
想定より弾く技術に対して劣化しているよう
スポンジが食い込みやすいせいかもしない
個人的にはラザントグリップぐらいの硬度とバランスが適している
もしかすると、厚みを2.0にすると良いのかもしれない
というかその方が良いと確信できる打球感と重量である